光のカナダ留学blog

30歳で会社を退職。現在カナダ留学中です。

【留学】カナダの語学学校の様子や授業内容について

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港

これから語学留学をしたいと思う方、まさに始めようとしている方にとって最も気になるのが、語学学校では普段どのような授業が行われているのか、という点ではないでしょうか。また学校での生活や学校の雰囲気、他国の生徒との関わりも気になる点かと思います。私も昨年、バンクーバーの語学学校に6か月通っていましたので、その経験を踏まえて私なりにまとめてみました。

授業内容

まず普通の方にとって、語学学校の授業というとなかなか想像が難しいかもしれません。日本の普通の小中高の学校の場合、先生が教壇に立ち、教科書と黒板(ホワイトボード)を使って生徒に対し授業を行うスタイルが一般的です。それは英語の授業でも同じで、教科書の各章に出てくる文章を使い、新しい単語や文の構造を勉強していく感じかと思います。もちろん学校によってはもっと会話を重視したり、グループワークを多く取り入れたりもあるかと思いますが、基本的にはテスト対策や受験対策として、覚える事に重点が置かれます。  

 

では語学学校はどうなの?という点ですが、授業スタイルについてはそこまで大きな差はありません。一つの教室に一人の先生が居て、前にはホワイトボードがあり、生徒は机に座って授業を受けます。文法やイディオム、単語の勉強もします。通常の学校との大きな違いは、何に重点を置くかという点です。語学学校では、生徒の目的に合わせて様々なクラスが用意されています。

 

例えば特に海外の大学などに行く予定は無いけれど、海外留学をしてみたい、英語を磨きたいという生徒にはESLコース(一般英語、基礎英語コースなど)に入り、授業内容も文法、英会話、聞き取り、読み書きまで多岐に渡り、英語を総合的に学べるようになっています。どのクラスになるかは入学時のプレイスメントテストで決まり、月に何回か行なわれるテストで良い成績を収めると、上のクラスに進むことができます。 

 

またTOEFLやIELTS等のテスト対策をしたいという生徒の為に、専門のコースが用意されている学校もあります。一般的にある英語レベル以上の生徒が入れるクラスになっており、私の居たIELTSコースでは授業の9割が試験対策にフォーカスし、問題の解き方のコツやテストで役立つボキャブラリーやイディオム、会話表現を重点的に勉強しました。そして2週間に一度行なわれるプラクティステストでは、先生が一対一で個々の弱点のフィードバックやアドバイスをしてくれたりと、まさにテスト対策という感じのコースでした。  

 

他にも、大学進学する生徒の為の進学準備コース、ビジネス英語を学ぶためのコース、先生になりたい人向けのTESOLコースなど、生徒の需要に合わせた様々なコースが準備されている事が特徴です。学校により取り入れているコースが違うので、自分の目的に合わせた選択をする事で、実のある授業を受ける事が出来ます。

 

学校の生活

語学学校の生活ですが、細かい時間割は学校毎に異なりますが、基本的に朝の8:30前後から授業が始まり、休憩を挟んで2~3クラス、昼休み後は、通常クラスのほか生徒毎の弱点に合わせた選択クラスがある学校が多いです。終わる時間はコースによってばらばらですが、遅くても16時位には終わる事が大半かと思います。金曜日は午前中だけで授業が終わる所もあります。

 

放課後や土日はアクティビティが盛んで、アイスホッケーやカヤック、スカイダイビングなど様々な体験をする事ができます(参加費はかかります)。またバンクーバーだと、ロッキー山脈やシアトルへの旅行が組まれる事もあります。全てのアクティビティは強制ではありませんが、他のクラスの人とも仲良くなれる絶好のチャンスなので、積極的に参加すると良いですね。  

 

また学校によっては英語オンリーポリシーを敷いている学校も少なくありません。私の学校にもありましたが、結構母国語で喋っている生徒がいて、学長が授業中に全クラスを回り注意をしていました。ペナルティのある学校もある様なので、日本語をどうしても使いたい場合は学校外で話しましょう。

 

他にも、私の学校は各階にラウンジがあり、電子レンジもあったのでランチタイムは生徒が集まって食べていました。私はなかなか入っていけず、クラスで食べる事が多かったです(^_^;)。折角の交流の機会なので、なるべく色々な国の人と交流したいですね!  

あとは日本人のカウンセラーが居る学校では、クラスで困っている事や要望などを日本語で聞いてもらえるので、積極的に利用すると良いかと思います。私も良く事務所を訪れ、学校の事に限らずカナダでの生活のことなど色々相談に乗ってもらっていました。 

 

学校の雰囲気や他の国の生徒の事など

学校の雰囲気ですが、想像以上に明るい事に驚きます。特に中南米の生徒は本当に陽気。授業中も休み時間中も、黙っている事はあまりなく、輪の真ん中にいる印象です。彼らの話す英語は凄く流暢なので、リスニングの練習にもなります。アラブ系の生徒も陽気な人が多かったですね。個人的には、彼らの英語がなかなか聞き取れず、こちらの言っている事もなかなか伝わらずにコミュニケーションを取るのに苦労しました。

 

あとたまにいたヨーロッパ系の方。彼らも英語は第二言語の筈なのに、どうしてあんなに英語が上手いんだろうと羨ましく思っていました。そして中国、韓国、日本に代表されるアジア系。特にバンクーバーはアジア系の留学生が多く、中南米の生徒と2大勢力になっています。アジアの生徒ですが、良い意味で凄く真面目な印象です。中でも日本人は特に静かな印象でした。これはある意味、国柄だけでなく、学校教育の違いが出ているのかもしれません。 

 

語学の勉強は話す機会が多ければ多いほど上達します。例えば中南米の生徒は少しくらいの文法の間違いは気にせず、どんどん前に出てきます。一方、日本人はどちらかというと授業中に発言する事が苦手な人が多く、受け身になってしまう人が多かった気がします。

日本人の真面目さ、謙虚さは他国の人から凄くリスペクトされています。その点は本当に実感しました。でもそこに甘えるのではなく、他の生徒と積極的に触れ合い、少しでも見習える部分は吸収して、自分の意識を変えようと心掛ける事で、留学前とは一味違った、成長した自分になれるのではないかと考えます。

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