光のカナダ留学blog

30歳で会社を退職。現在カナダ留学中です。

【カナダ】Co-opプログラムでの仕事の探し方

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今回はCo-opプログラムでの仕事の探し方についてです。

まず前提として、Co-opは学校プログラムの一環として働くことになります。従って、働いている会社や職種、勤務時間やお給料などの情報は全て学校に申告しなければいけない一方、会社探しやレジュメ作成添削など様々な点で学校がサポートしてくれます。そしてCo-opで就く職種も自分のコースと関連する分野である必要があります。またCo-opのある学期は通常の授業は無いため基本的に毎日会社で働くことになりますが、Co-op学期の最後には会社からの評価および学校への定期レポート(課題)をもとに通常と同じようなグレードが付けられます。

さてCo-opにおける仕事の探し方についてですが、基本的に次の二通りが挙げられるかと思います。

  • 自分で会社を探して応募する
  • 学校が探してきた会社に応募する

それぞれについて以降で説明していきます。

自分で会社を探して応募する

この方法は通常の仕事探しと同様のプロセスになります。インターネット上にはCo-op学生を募集している会社が数多くあります。そこで自分の分野の興味のある会社を見つけたら、レジュメおよびカバーレター(挨拶文のようなもの)を送って会社から面接の連絡を待ちます。IndeedJob Bankなどの求人サイトを利用するのも手です。またカナダではコネクションによる採用が盛んで、全体の求人に対する80%がいわゆる"hidden job market"と言われています(一般公募していない求人)。そういった背景から多くの学生がLinkedinといったSNSサイトに登録しており、そこから就職につながることも少なくありません。

自分で探すデメリットとして、一つは競争率が挙げられます。上で挙げたようなサイトは特定の学校を対象にしているわけではないため、カナダ全土のカレッジ、大学、また一般希望者と少ない採用枠を争うことになります。経験者を募集していることも多く、面接にたどり着く事もなかなか難しいのではないかと思います。また雇用環境や職種が保証されていない点も注意が必要です。大きい有名な会社であれば基本的に雇用環境はしっかりしていると思いますが、小さくてあまり名も知られていないような会社の場合、就業時間や給料、どういった仕事をするのか等は予めしっかり確認しておく必要があります。後から自分に合わない等の理由で仕事を辞めてしまうと、その学期のCo-opプログラムの単位を落とすことになり、最悪Co-opプログラムから除名させられることになります。

自分で探せる点で自由な裁量はありますが、ハードルも高い方法です。

学校が探してきた会社に応募する

もう一つの方法は学校が探してきた会社に応募する方法です。Co-opプログラムに在籍すると、その学校独自の求人ポータルサイト掲示板などを利用できるようになります。学校にもよりますが、それらの求人はその学校の特定のコースの生徒のみを対象にしているため、会社と生徒のマッチングが良く採用に繋がりやすいというメリットがあります。また学校が予め調査して承認した会社しか載らないため、雇用環境や職種がしっかりしているのも大きな点です。分野や学校にもよるかと思いますが、有名で大きな会社が求人を出していることも少なくなく(誰でも名前を知っているような会社)、学生のうちにしっかり実績が積めるのが特徴です。

注意する点としては、たとえ学校が探してきた求人といってもレジュメ提出→面接というプロセスは通常と変わりません。また基本的に企業は同じ求人を他のカレッジや大学のCo-op向けに出しているため、有名な大企業の場合には競争率もそれだけ高くなります。レジュメ提出や面接の方法は会社により様々で、全て学校を通じて行われる場合だけでなく、会社のホームページから直接応募し、面接の連絡は電話やメールで行われるといったケースもあります。

この方法の良い点は学校が求人を探してくれるので、自分からは好きな求人に応募するだけで済みます。ただ上で述べたように競争率は高いので、実際に採用が決まるまでには数多くの応募が必要になる場合もあります。私の場合は応募50↑、面接8(うち電話面接3)、採用1といった感じでした。

就職先が見つからなかった場合

基本的にCo-opの仕事探しは一つ前の学期間に行われます。従ってもし上記の方法で就職先が見つからなかった場合、本来Co-op学期だった次の学期が通常学期に変わり、そこで改めて仕事探しを行うことになります(つまりCo-op学期が一つ後ろにずれます)。またCo-op無しのコースに変更する、といったことも可能です。Co-op学期が複数残っている場合なども含め、学校側と卒業までのプランを話し合って決めていくことになります。

最後に

今回はCo-opでの仕事の探し方について二つの方法をまとめました。中々就職が決まらないという場合には、どちらか一つだけではなく組み合わせて探すことも考えてみると良いかと思います。仕事を探すのはとても大変ですが、学生のうちにCo-opで仕事を経験しておくことは、卒業後に仕事を探す上でも大きなメリットとなります。本記事がCo-opで就職を目指している方の助けになりましたら幸いです。