嫌韓の風潮 ~留学で見えてきたこと~
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先日、札幌駅で面白いものを見ました。始め何かテレビの撮影かなと思ったのですが、どうやら日本縦断しながらハグして回っている韓国人の方でした。李在勲さんという方で日韓の友好を願って旅をされていて、1/7には最終目的地の宗谷岬に無事到着されたみたいです。
韓国といえば日本でも一時期韓流が凄く流行りましたよね。うちの母親も凄く好きで、以前は毎日のように韓流ドラマを録画して暇さえあれば見ていました(^_^;)。そんな韓国ですが、最近は従軍慰安婦とか歴史教科書とか色々問題が出てきて、どうも日韓関係がぎくしゃくしてしまっていますね。"嫌韓"という言葉もあるように、インターネットが浸透しきっている現代社会では、いまや政治の問題だけでなく日本全体がそういう流れになっている印象を受けます。マスコミによる刷り込みも若干あるかもしれません。
では実際に韓国とはどのような国なんでしょうか。果たして韓国を嫌っている人の何割が、本当の韓国を知っているかという疑問があります。現在韓国人に対するステレオタイプはたくさんありますが、どれも外から見ただけの、否定的なもののように感じられます。私も正直韓国については偉そうに語れるほど何も知りませんし、行った事もありません。ただ実際に留学中たくさんの韓国人と話した限りでは、彼らは皆、優しくて思いやりがあり、誰とでも仲良くなれる人ばかりでした。
同じクラスだった韓国人女性の方に日本人の印象について尋ねた事があるのですが、彼女の答えは、日本人は文化や生活習慣など韓国と似ている部分が多く、気も合うので、一緒に居ると落ち着くというものでした。政治問題は良く分からないとも言っていました。
勿論、私が出会ったのは韓国人全体から見ればほんのわずかな韓国人です。もしかしたら彼らだけが特別で、実際にはそうでないのかもしれません。でも国は政治とか外からの見た目や印象ではなく、そこに住んでいる国民です。そこに住む人と実際に会い、話してみて判断するべきだと思います。私にとっての韓国はそこで出会った彼らであって、国の政治とか印象といったものは関係ありません。
残念ながら日本では在日韓国人による事件が多く発生しています。また韓国人留学生によるアメリカでの銃乱射事件なども起きています。これらは紛れもない事実で、容疑者はどんな理由であれ裁かれるべきと思います。ただその事を何かと持ち出し、韓国人は感情的でかんしゃくを起こしやすいとか、愛国心が強いとか、日本人が嫌いとか、一括りにステレオタイプを作り出してしまう風潮は間違っている気がします。
一部のイスラム過激派のテロが多発しているので、全てのイスラム人の入国を禁止するという様な考え方は、事件を未然に防ぐという意味では非常に合理的なもので一つの案だとは思いますが、個人的にはあまり好きではないですね。