光のカナダ留学blog

30歳で会社を退職。現在カナダ留学中です。

【観光】日系移民の村スティーブストンを散策(バンクーバー)

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スティーブストンとは

今日はスティーブストンについて紹介します。ここはリッチモンドの南西に位置する港町で、昔から日本人移民が多く移り住み、第二次世界大戦で人口は減ったものの、今でも大きな日系カナダ人のコミュ二ティが残っています。もともと漁村として発展してきた町で、その名残から現在でもカナダ有数の漁港となっています。観光業が盛んで、カナダ国定史跡に指定された鮭の缶詰工場のほか、夏にはホエールウォッチング等も盛んな地域で、観光客で賑わっています。また、「ワンス・アポン・ア・タイム」というドラマの舞台となっていることでも有名で、街の至る所でドラマのワンシーンさながらの光景を目にすることが出来ます。

スティーブストンの地図・行き方

行き方:ダウンタウンからはカナダラインに乗って終点のRichmond-Brighouse Station下車。そこから#402のバスに乗って25分ほど行き、NB No. 1 Rd FS Moncton Stという停留所で降ります。下りたモンクストンストリートを西に向かって歩くと、紹介したティーブストン博物館目やDave's Fish & Chipsが見えてきます。港はこの通りから南に行った直ぐの所にあります。

スティーブストンを観光

私も昨年秋のとある昼下がり、散歩がてら訪れてみました。住んでいたリッチモンドの家からはバスで15分ほどで到着。

バスを降りて少し歩くとティーブストン博物館が見えてきます。

ティーブストン博物館

以前は銀行だったみたいですが、現在は郵便局になっています。中は小ぢんまりとしていますが無料で入る事でき、スティーブストンの歴史を知ったり、ここに住んでいた人が使っていた道具や家具を見学することができます。

ティーブストン博物館内部1

ティーブストン博物館内部2

15分ほど中を見学した後、モンクストン通りを散策。数は少ないですが、洒落たお店やレストランが並んでいます。観光客も結構居て、お土産さんもありました。

モンクストン通り

看板に書いてあるStorybrooke(ストーリーブルック)の文字は、ドラマ「Once Upon a Time」の舞台となっている架空の街の名前です。この他にもドラマ中に出てくる様々な建物や風景がスティーブストンでは楽しめます。是非、見つけてみて下さい! 

storybooke

そして漁港へ。600隻以上の船が母港としているそうで、多くの船が並んでいます。

スティーブストン港

お昼がまだだったので、近くのお店でFish&Chips食べる事にしました。下のPAJO'Sという店を事前に調べていたんですが、外の席しか見当たらず寒そうだったので、中に入れる別のお店を探すことにしました(^_^;)。

PAJO'

少し引き返して、代わりに入ったお店。Dave's Fish & Chipsという名前で1987年からやっている老舗。スティーブストンで最初のFish&Chipsの店のようです

Dave's Fish

フィッシュ&チップスはSalmon(鮭)、Cod(タラ)、 Halibut(オヒョウ)の3種類から選ぶ事ができます。私はCodのハンバーガーをチョイス。

フィッシュ&チップスCod

ハンバーガーはトマト、レタス、チーズ、タルタルソースが乗っています。ケチャップ等の調味料は机の備え付けで自由に使えます。バンクーバーに来て結構フィッシュ&チップスは食べましたが、その中でも3本の指に入る位美味しかったです。凄くジューシーです(^_^)

 

お腹一杯で満足した後は、港を散策。

この建物は国定史跡のジョージア湾缶詰工場(Gulf of Georgia Cannery)。興味があれば、お金を払って中を見学する事もできます。

Gulf of Georgia Cannery

近くのフィッシャーマンズワーフにも行ってみました。ワーフ(wharf)は波止場や船着き場という意味です。

フィッシャーマンズワーフ

フィッシャーマンズワーフ看板

猟師の方が海で取ってきた魚を、船の上で売るという珍しいスタイル。多くの船が軒を連ねており、買い物客で賑わっていました。

フィッシャーマンズワーフお店1

フィッシャーマンズワーフお店2

フィッシャーマンズワーフお店3

 

ブリタニア・シップヤーズを観光

一通り見学が終わった所でまだ少し時間があったので、南東に少し歩いた所にあるブリタニア・シップヤーズ(Britannia Shipyards National Historic Site)という別の観光スポットにも訪れてみる事にしました。

歩くことおよそ15分で到着。

Britannia Shipyards National Historic Site入口

Britannia Shipyards National Historic Site看板

ここではスティーブストンの昔の住居や建物がそのままの形で残っており、建物には入れませんが情緒あふれる港町の雰囲気を味わう事ができます。湿地帯になっていて、ボードウォーク (boardwalk) と呼ばれる、木の板張りの遊歩道の上を歩きます。

下の建物はもともと鮭缶詰工場として1889年に建てられ、その後は造船所として1969年まで操業していました(ホームページより)。

鮭缶詰工場

鮭缶詰工場内部

村上さんという日本人夫婦が1929年から1942年まで住んでいた家。10人の子供と一緒に暮らしていたようです。

村上さん宅

村上さん宅通り

何かのイベントで写真撮影もやっていました。

イベント

夕焼け

 スティーブストンはリッチモンドの最南端にあるので、ダウンタウンからは遠いのが難点ですが、日系移民ゆかりの地域で、日本式の武道場などもあって日本人とバンクーバーの歴史を感じる事ができます。機会があれば足を運んでみて下さい。 

2017/05/20にスティーブストンで発生した事件の詳細

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