知っておくと役に立つ15のSEO知識(検索エンジン最適化)
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さて、皆さんSEOってご存知でしょうか?ブログやホームページをやっている方はアクセスアップというキーワードと供に一度は耳にしたことがあると思いますが、なかなか耳慣れない言葉ですよね。実は、私もつい最近までよく分かりませんでした^^;
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、日本語にすると検索エンジン最適化。Wikipediaには次のように書かれています。
検索エンジン最適化(けんさくエンジンさいてきか、英: Search Engine Optimization、SEO、サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)はある特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。または、その技術のこと。
引用:Wikipediaより
要するに、グーグルやYahoo等の検索エンジンでWebサイトを上位に表示されるようにする技術ということですね。私のブログはアクセスの90〜95%が検索エンジンなので、SEOについて知っておくに越したことはないのかなと思い、少しだけ勉強してみました。
とはいってもこのブログの本筋ではないので、あまり深入りするつもりはありません。色々ノウハウがあるようで、グーグル等で検索すると無数に説明サイトが出てくるのですが、次の記事(Tips and Tricks HQ様)に端的に分かりやすくSEO対策がまとめられていたので、今回はそれらを紹介していきたいと思います。
もし知らない人が居たら、この機会に一緒に勉強していきましょう!
- 始めに
- 1. 適切なアンカーテキストを使う
- 2. イメージファイルにはalt属性で説明を入れる
- 3. サーチエンジンに優しい記事URL(パーマリンク)を使う
- 4. 複数の単語はハイフンで区切る
- 5. アンダースコア(アンダーバー)ではなくハイフンを使う
- 6. URLにセッションIDを使わない
- 7. URLには大文字を避ける
- 8. 適切に内部リンクを行なう
- 9. sticky postsを利用する(ワードプレス)
- 10. カテゴリーページに説明分を加える(ワードプレス)
- 11. カテゴリーページにRSS feedを設置(ワードプレス)
- 12. nofollowでリンクジュースの流出を防ぐ
- 13. サブドメインではなくサブディレクトリを使う
- 14. ターゲットを調査し適切なコンテンツ作りをする
- 15. コンテンツを最新の状態に保つ
- まとめ
始めに
SEO対策を進める前提として、多少HTMLを知っておく必要があります。といっても、今回紹介する分においては自分でHTMLを書けるような知識は必要ありせん。ブログであれば記事編集画面などでHTMLを確認できるページがある筈なので、そこを見ながら一つ一つ確認してみて下さい。出来るだけ丁寧に説明するので、そこまで難しくないと思います。
1. 適切なアンカーテキストを使う
Use proper anchor text for inter-links. Don’t use “here”, “there” etc for the anchor text (if you can avoid it).
一つ目はアンカーテキストについてです。まずアンカーテキストってどういうものか分かりますか?ブログやホームページでリンクを貼り付ける時にHTMLの<a href=""></a>というタグを使うと思いますが、アンカーテキストはこのタグに囲まれた部分になります(<a href="">アンカーテキスト</a>)。
このアンカーテキストを「こちら」とか「ここ」ではなくちゃんとしたテキストにしましょう、というのが一つ目のSEO対策になります。下の例はどちらもこのブログのトップページヘのリンクになりますが、下のほうが読者にも意味が分かりやすく、SEO的にも良いということになります。
悪い例:こちら
良い例:光のカナダ留学blogトップページ
2. イメージファイルにはalt属性で説明を入れる
Optimize the images, always create alt tags and write description in the alt tag.
続いては写真や画像を貼り付ける時に用いるimgタグについてのお話です。例えば次の画像のimgタグは、私の使っているはてなブログであればデフォルトで以下のようになっています。
<img class="hatena-fotolife" title="f:id:hikaruryugaku:20161112154031j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hikaruryugaku/20161112/20161112154031.jpg" alt="f:id:hikaruryugaku:20161112154031j:plain" />
ここで注目して頂きたいのが、赤く塗ったaltです。この部分は、imgタグのalt属性(オルト属性)と呼ばれていて""で囲まれた部分に画像の説明を記述できるのですが、今のままだと良くわからない文字の羅列ですよね。ここを何の画像なのかが分かるように適切に記述しましょう、というのが二つ目のSEO対策になります。
<img class="hatena-fotolife" title="f:id:hikaruryugaku:20161112154031j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hikaruryugaku/20161112/20161112154031.jpg" alt="芝生で座っている子犬" />
始めのと違いがわかりますか?altの""の中身が「芝生で座っている子犬」に変わっていますね。
alt属性は検索エンジンのクローラーに写真の内容を知らせます(画像だけでは何の画像かをクローラーは判断できません)。また代替テキストであるため、何らかの理由で画像が表示されない場合にはalt属性の内容が表示されます。そして画像検索でも使われるので、ここを適切に変えておくことで画像検索からの流入も期待できるようになります。
ちなみにimgタグにはalt属性のほかtitle属性がありますが、こちらはSEO的にはあまり関係がないようです(title属性の中身は、画像にカーソルを合わせた時にツールチップ=吹き出しで表示される文字列となります。)
*実際にはalt属性はあまりSEO効果が無いという話も多くあります。ただ画像が閲覧できない環境(目の不自由な方など)において音声ブラウザ等の代替テキストにもなることから、アクセシビリティの観点よりalt属性を適切に入れる事は必須事項となっています。デザイン用画像など意味の無い画像の場合にも、alt=""と必ず記述しておくようにしましょう。
3. サーチエンジンに優しい記事URL(パーマリンク)を使う
Use search engine friendly permalinks. Try not to have too many ‘&’, ‘?’, ‘!’ etc characters in the URL. Sometimes it is unavoidable but try to keep it to a minimum.
パーマリンクと呼ばれる、いわゆる記事固有のURLです(この記事だとURL最後のseoの部分がパーマリンクです)。ここに「&,?,!」などの記号を使うのは極力避けることがSEO対策に繋がるそうです。次の4及び5もこのパーマリンクに関するSEOになります。
4. 複数の単語はハイフンで区切る
Use hyphens (-) between words to improve readability.
パーマリンクで複数の単語を使う場合は、単語同士の間にハイフンをいれましょう。例えば次のURLのように幾つかの単語を繋げてURLにしたい場合、下のほうが区切りか分かって読みやすいですよね。対サーチエンジンにも同じことがいえます。
悪い例:〜/entry/capilanosuspensionbridge
良い例:〜/entry/capilano-suspension-bridge
またパーマリンクは意味のない文字の羅列ではなく、シンプルで且つ人間が論理的に理解できるようなもののほうがSEO的に有利です。
シンプルな URL 構造を維持する - Search Console ヘルプ
5. アンダースコア(アンダーバー)ではなくハイフンを使う
Do not use underscores (_) in URLs, use hyphens (-) instead.
パーマリンクでは、アンダーバー(_)ではなくハイフン(-)を使うほうが良いようです。上の例だと、
悪い例:〜/entry/capilano_suspension_bridge
良い例:〜/entry/capilano-suspension-bridge
下記リンク先にもそのように明記されています。
シンプルな URL 構造を維持する - Search Console ヘルプ
*アンダーバーとハイフンについては、どちらでもあまり違いはないという話もあるようです。ただ特にこだわりが無いのであれば、少しでも効果がありそうなハイフンを使っておくのが良いと思います。
参考:アンダーバー ( _ )とハイフン ( – ) 、URLに使うならどっち?/SEO対策
6. URLにセッションIDを使わない
Do not use session id in URLs. If you are using good hosting then you shouldn’t have to worry about this one.
セッションID、難しい単語ですね^^; ただ上でも書かれているように、私のブログ含めて多くの個人Webページでは特に気にする必要はないと思います。
セッションIDは、ユーザーが訪れた際サーバーから発行されるユーザー管理IDのことです。ネットショッピング等のWebサイトで使われるもので、ユーザーとサーバーの双方が必ずセッションIDを含めて情報を送受信します。サイトを閉じたりログアウトすると破棄されます。
参考:セッションIDとは|SID|Session IDentifier − 意味 / 定義 / 解説 / 説明 : IT用語辞典
通常はCookie(クッキー)に書き込んでやり取りするのですが、クッキーが使えない場合等にこのIDがURLに埋め込まれてしまう事があります。セキュリティ的にも問題があるため、URLにセッションIDが含まれている時は注意してみてください。
7. URLには大文字を避ける
Avoid using capital letters in URLs. Windows servers are case sensitive. Keep them lowercase so there’s no confusion.
URLは大文字を極力避けたほうが良いようです。下記URLにその辺りの詳細が書かれていますが、
- サーバーによって大文字小文字の扱い方が異なる(例えばウインドウズサーバーは同じアドレスとして、Linuxは別のアドレスとして扱うので、WebをウインドウズからLinuxへサーバーを変えた時に404のエラーページとなる)
- サーチエンジンは別のアドレスとして扱う(小文字と大文字が二つあると重複ページとみられる、リンクジュースが分散されるなど)
- 人々のアドレスに対する認識が小文字であること
などの悪影響があるようです。特に3つ目が重要そうにみえます。混乱を避ける上で、特にこだわりがない場合は、小文字にしておくと良いでしょう。
参考:Never Use Capital Letters in URLs
8. 適切に内部リンクを行なう
Use internal linking when possible and appropriate.
内部リンクというのは、「リンク元」も「リンク先」も同一サイト内のページにあるリンクのことです。ナビゲーションリンクやパンくずリストのほか、記事中のリンク、人気記事や最新記事の一覧もこれに当たります。
内部リンクをすることで上でも述べたリンクジュース(「リンク元」ページから「リンク先」ページに与えられる価値のこと)が流れ、リンク先ページをサイト内で重要なページとして評価してもらえるようになります。
以下、9 ~ 11まではWordpress(ワードプレス)向けとなります。私はワードプレスをやっておらず分からないことが多いため、項目のみの紹介で詳細は割愛させて頂きたいと思います。
9. sticky postsを利用する(ワードプレス)
Use sticky posts (if you can and if it applies to you).
ワードプレスで利用できる、サイトのトップに投稿を固定できるようなものです(あまり詳しくないため、ここでは説明を割愛させて頂きます)。
10. カテゴリーページに説明分を加える(ワードプレス)
Have a category description paragraph.
こちらもワードプレス用のものです。カテゴリーページに説明を加えることでSEO対策につながるそうです。
11. カテゴリーページにRSS feedを設置(ワードプレス)
Let the visitors subscribe to category specific RSS feed. (Use category specific RSS plugin for WordPress)
特定のカテゴリーにRSS feedを設けることで、特定の分野にのみ興味のある読者の購読を促します。雑記ブログなどでカテゴリーが多岐に渡る場合に特に効力を発揮します。
下記に詳細および設置方法が書かれているので参考にしてください(英語サイト)。
WordPress Plugin for Category Specific RSS feed subscription menu | Tips and Tricks HQ
12. nofollowでリンクジュースの流出を防ぐ
Use rel=”nofollow” tag on low value links to not pass the page rank juice. For example “Read the rest of the entry”, “About”, “Contact” etc.
上で説明したリンクジュースですが、リンク先のWebサイトの価値を意図せず高めてしまい、結果的に自分のサイトに影響を及ぼすことがあるようです。(相対的に自サイトの価値が下がってしまうという事でしょうか。)
リンクジュースを顧慮せずに外部サイトへのバックリンクの設置(リンクビルディング)を続けると、リンク先のWebサイトへの評価を意図せず高めることとなり、自サイトへ思わぬ影響を及ぼす可能性も考えられる。そのため、SEOの観点からリンクジュースの制御が行われる場合がある。
リンクジュースを制御する方法としては、アンカーの属性に「rel=nofollow」を追加する方法などを挙げることができる。「rel=nofollow」のついたリンクは、ユーザーがリンクを通じてアクセスすることはできるが、クローラーはリンクを辿らずに無視するようになる。したがってリンクジュースが流出しない。
またAboutやContactページなど、自サイトの価値の低いと思われるページにもnofollowしておいたほうが良いようですね。nofollowすることで、サーチエンジンのクローラーがリンクを無視するようになり評価を受けなくなります。
nofollowの具体的なやり方としては、
<a href="http://hikaruryugaku.hatenablog.com/about">プロフィール</a>
<a href="http://hikaruryugaku.hatenablog.com/about" rel="nofollow">プロフィール</a>
というように、リンクのaタグにrel属性を追加して値を"nofollow"とします。
なおnofollowで特定リンクを辿らないようにするこの方法は、グーグルでも公式に認められています(特定のリンクに対して rel="nofollow" を使用する - Search Console ヘルプ)。
13. サブドメインではなくサブディレクトリを使う
Use sub-directories rather than sub-domains when possible. Sub-domains do not share link love from the main domain as it is treated as a different domain.
これは、はてなやライブドア等の無料ブログを使っている場合あまり気にする必要はないと思います。ワードプレスなど自分でドメインを取ってWebサイトを運営している場合、注意してみましょう。
まずサブドメインというのは、例えば下記のようなメインドメインがあった場合、
example.com
サブドメインは、
entry.example.com
や、archive.example.com
等となります。example.comという基点となるメインドメイン(ルートドメイン)に「entry」や「archive」というラベルが付いたものがサブドメインです。
一方のサブディレクトリは簡単に言うとフォルダの事で、
example.com/entry
や、
example.com/archive
のようになります。どちらもexample.comの傘下にある「entry」フォルダや「archive」フォルダで、同じメインドメインに属しています。
サブドメインとサブディレクトリの違い分かりましたでしょうか?サブドメインは、見ての通りメインドメインとは別のドメインとなるため、基本的にサブドメインへメインドメインからの評価が引き継がれる事はありません(*多少はあるという話もあります→サブドメインとサブディレクトリ、どちらがSEO対策に有利?)。
一方サブディレクトリの場合、メインドメインのSEO評価がそのままサブディレクトリにも引き継がれます。
以上のことから、既存サイトに新しくコンテンツを追加する場合、そのコンテンツがサイトテーマや目的と全く異なる場合を除いて、サブディレクトリに展開していったほうが良いということになります。
結論としては、まずは「本体サイトのテーマの中の1コンテンツ」であればサブディレクトリで展開することにメリットが多いですし、「本体サイトとは役割や目的、サイトのテーマが異なる」場合にはサブドメインでの展開が自然です。
14. ターゲットを調査し適切なコンテンツ作りをする
Research the target audience and aim the site content appropriately.
どんな人達にサイトを見に来て欲しいのか、彼らがどんなコンテンツを求めているのかを明確にして、それに沿ったコンテンツ作りをしていくということですね。
私のブログであれば、「カナダ留学」がメインコンテンツであるので、基本的にそこ周辺のコンテンツを拡充していくのがSEO的にはベストであり、今回のような記事はあまり宜しくないという事になります^^; (ただ雑記ブログというものもある位なので、私個人としては、ここにはあまり拘らずやっていきたいという気持ちもあります。)
15. コンテンツを最新の状態に保つ
Keep the content up to date. Visitors don’t like outdated content. Updating the content frequently also attracts the Search engines spiders to index the web pages frequently.
最後はコンテンツに関してです。ここまで述べて来たSEO対策はどちらかというと小手先の部分。しっかりとしたコンテンツがなければ意味がありません。更新をこまめにしてコンテンツを確実に増やしていくのと同時に、古くなった情報はリライトする等して最新の情報を保っていくことが、最終的にSEO評価を上げる事に繋がります。
まとめ
さて、今回はウエブサイトを運営する上で役に立ちそうなSEO対策を15個紹介しました。私自身いつもタイトル位しか気にしていなかったので、改めて色々調べてみるとなかなか奥が深そうという印象を受けました。ただ最後にも述べたように、まずはコンテンツ、そこがあって初めてその他のSEO対策が生きてくるのだと思います。コンテンツを充実させつつ今回挙げたような簡単な部分からSEOにも気を配っていくようにすれば、アクセス増加を望めそうですね。皆さんも一緒に頑張りましょう!最後まで見て頂きありがとうございました。