光のカナダ留学blog

30歳で会社を退職。現在カナダ留学中です。

【機械学習】UbuntuならびにTensorFlowのインストール方法

スポンサーリンク

機械学習用に、Macの仮想環境にUbuntu18.04 LTSを入れてTensorFlowの導入まで行ないました。結構時間がかかってしまったので、記録として一から流れを残しておきたいと思います(Windowsも同様の流れで実行できます)。

1. Ubuntuのダウンロード

まずはUbuntuの公式サイトからUbuntuの最新版をダウンロードします。今回はdesktop版のUbuntu 18.04 LTSをダウンロードしました。

https://www.ubuntu.com/download/desktop

Ubuntu公式サイト

isoファイル(ここではubuntu-18.04-desktop-amd64.iso)がダウンロードされたらOKです。まだ使わないので置いておきます。

2. VirtualBoxのインストール

続いて仮想環境を構築するためにVirtualBoxをダウンロードします。

https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

VirtualBox公式サイト

上記ページで、Macの場合はOS X hostsをクリックするとダウンロードが始まります。ダウンロードが完了したらdmgファイルを実行して画面の指示に従いインストールを行ないます。(私のMacには既にインストール済みのため、スクリーンショットによる説明は割愛させてください。)

3. Virtual BoxでUbuntuの仮想マシンを作成

Virtual Boxのインストールが完了したら、Ubuntuのディスクイメージ(先にダウンロードしておいたisoファイル)から仮想マシンを作成していきます。

左上の新規をクリックします。(私の画面では既にUbuntu18.04がインストールされています。)

Virtualbox画面

適当な仮想マシンの名前を入力して続けるをクリックします。

メモリーサイズを決定します。後から変更可能なので、ここではデフォルトの1024MBのままで進めます(ちなみに私は4GB=4096MBとしました)。

ハードディスクを作成するを選択します。

ハードディスクのファイルタイプを選択します。デフォルトのVDIを選択します。

ストレージは今回は可変サイズを選択しました。

ファイルサイズはデフォルトのままで作成をクリック。

ここまで完了すると、VirtualBox上に作成した仮想マシン(今回はUbuntuという名前)が現れます。

 

上記のマシンをダブルクリックするとディスクを選択するように言われるので、先程ダウンロードしておいたisoファイルを選択してStartを押します。

左の言語欄から日本語を選択(一番下にあります)。日本語に切り替わるので、Ubuntuをインストールをクリックします。

キーボードレイアウトは日本語⇔日本語を選択します。

アップデートと他のソフトウェアは、特に理由がなければデフォルトのまま続けるをクリックします。

インストールの種類は、「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択します。その後インストールをクリック。

続けるをクリックします。

名前とパスワードを設定します。

続けるをクリックするとインストールが始まります。

インストールが終わると再起動するように言われるので「今すぐ再起動する」をクリックします。

下の画面が現れたら、Enterを押します。

暫く待つと再起動が終了してユーザー名とパスワード画面に移ります。

*再起動後、原因不明ですがロゴ画面でフリーズが発生することがあります(私は数回発生しました)。その場合、一度画面を閉じて(☓印)からVirtual BoxのUbuntuを右クリック→起動→通常起動を選択してみてください。

ユーザー名とパスワードを入力しログインした後、下記画面が現れたらUbuntuのインストールは完了になります。

4. TensorFlowのインストール

最後にTensorFlowのインストールを行います。

Ubuntu18.04にはpython3.6が予めインストールされています。下記リンクに従ってTensorflowをインストールしていきます(*本記事ではpipを使ったCPU版のインストールを説明します。VirtualenvやAnacondaを使ったインストール、GPU版のインストールについては下記リンクを参考にしてください)。

https://www.tensorflow.org/install/install_linux#ValidateYourInstallation

ホームページ画面からアプリケーション(左下のアイコン)を開き、一覧から端末を選択します。

下記コマンドでパッケージ管理システムのpipをインストールします。

sudo apt-get install python3-pip python3-dev

続いて下記コマンドでTensorFlowをインストールします。

pip3 install tensorflow

最後にTensorFlowがインストールされているか確認します。

python3

で対話モードに入ったら、下記コマンドを実行します。

import tensorflow as tf
hello = tf.constant('Hello, TensorFlow!')
sess = tf.Session()
print(sess.run(hello))

コマンド実行画面

上記のように「Hello, TensorFlow」が表示されれば成功です。

最後に

MacへのUbuntu18.04およびTesnforFlowのインストールについて説明しました。参考になりましたら幸いです。