光のカナダ留学blog

30歳で会社を退職。現在カナダ留学中です。

トロント留学生活の感想(バンクーバーとの比較)

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トロントでの留学がもう少しで一年となるので、これまでのトロント留学生活の振り返りをしてみたいと思います。

あっという間の一年

長いようであっという間の一年だった気がします。トロントに来る前にバンクーバーに8ヶ月居たのですが、今回のほうがずっと時間の流れが早く感じます。昨年夏にトロントに降り立ったのがつい昨日のようです。

カレッジが始まって時間に追われるような生活をしているからかもしれませんし、逆にバンクーバーの生活がのんびりだったのかもしれません。

バンクーバーと比較したトロントでの生活

バンクーバーでは毎日、語学学校に通いながら放課後は図書館でIELTSの勉強していたイメージなので日々あまり変わらない生活。それでもバンクーバー滞在中は時間を見つけて色々な所に足を運んでいました。滞在の最後にはアメリカ(シアトル)にも行くことが出来ました。今思い起こしても、本当に良い思い出がたくさん作れたと思います。

一方、今のトロント生活。トロントに来てからも色々観光には行きましたが、カレッジの勉強が頭の片隅にあるからなのか、トロントという街の気質からなのか、どこか足が宙に浮いているような感じで私自身まだ街に馴染めていない気がしています。

一応誤解のないよう、トロントの生活が充実していないわけではありません。カレッジでは友人からいつも刺激を受けていますし、冬からは週末の仕事も始めました(フルタイムの学生(語学学校除く)は学生ビザで週20時間まで働くことが出来ます)。親しい友人とは苦手だった外での食事もするようになりました。バンクーバーに居た頃より行動範囲はかなり広がっていると実感しています。

トロントに馴染めないのは広すぎるため?

では何故馴染めていないと感じるのか。色々考えてみたのですが、トロントの広さが一つ大きな理由な気がしています。

まずトロントのダウンタウン。一般的に言われるダウンタウンはライン1(Yonge-University Line)のBloor-YongeからUnion、そしてSt-George辺りまでのぐるっと一周する範囲で結構な広さがあります。その周辺も例えばYonge St沿いやSpadina Ave沿いなんかも人で一杯で、地図で見る以上にダウンタウンは広く感じます。

it is approximately bounded by Bloor Street to the north, Lake Ontario to the south, the Don River to the east, and Bathurst Street to the west.

引用:Downtown Toronto - Wikipedia

トロント地下鉄地図

トロント交通局 - Wikipedia

またトロントは東西が凄く広く、ライン2(Bloor-Danforth Line)のKiplingからKennedyまで地下鉄で50分位かかります。さらにKennedyの奥にはライン3(Scarborough RT)もあります。スカボローとかノースヨークなんかも含めると本当に広いです。

一方のバンクーバーも東のバーナビー、南のリッチモンド、ノースバンクーバーなんかも生活圏なのでそこを含めると広いといえば広いんですが、トロントはのっぺり広いというか、なんかお店とかが色々散らばっている印象があります。

またトロントは市内を走るライン(地下鉄)が全部で4線しか無く、あとはバス(+ストリートカー)が網の目の様に張り巡らされています。バンクーバーも似たようなものですが、少なくとも主要移動機関であるスカイトレイン(鉄道)は全線ダウンタウンにある終点駅(ウォーターフロント)に繋がっていて凄く分かりやすいです(下図)。ダウンタウンといえばウォーターフロント駅を中心に、ExpoLineのBurrard駅、Granville駅、あとはCanadaLineのCity Center駅周辺くらいで、全て徒歩で回れるくらい狭いのでイメージがしやすいです。

バンクーバースカイトレイン地図

バンクーバー・スカイトレイン - Wikipedia

このように、バンクーバーは生活していて分かりやすい街で自分の中にスッと入ってくる一方、トロントはその広さと街の構造による消化不良感がどこかアウェー感を感じる要因ではないかと思うのです。

トロントの魅力 

ただこれはトロントがバンクーバーに比べて劣っている、という話ではありません。私が馴染めていないと感じるだけであって、長年住んでトロントが「自分の庭」の様に感じる人も沢山いることでしょう。というわけで、ここからは私が感じたトロントの魅力を挙げていきたいと思います!!

まず、トロントは日本人に会う頻度がとても少ないです(人によっては魅力ではないでしょうか)。バンクーバーだとダウンタウンを歩けば日本人とすれ違わない日は無いほど沢山いましたが、トロントでは街中で日本人に出会う事自体が稀なので、電車とかで日本語が聞こえると勝手に親近感を覚えて顔を見てしまいます(^^)  

またカナダは「人種のモザイク」と言われますがその縮図がトロントで、中国、ギリシャ、韓国、イタリア、ギリシア等々、それぞれのコミュニティがモザイク模様に発達しており多種多様な文化や食に触れ合うことが出来ます。一駅変わるだけで街の雰囲気ががらっと変わることも珍しくありません。街を歩いても本当に様々な人種の人たちが居て、良い意味で刺激を受けます。

そして前段で述べたトロントは広すぎるというのも、見方を変えれば未知でディープな場所がたくさんあって、旅行や探索好きの方にとっては魅力ある街ではないかと思います(私もそうです)。バンクーバーは良くも悪くも小さい街なので、一年も居ると大抵の場所は行き尽くしてしまい途中で飽きてしまう方も多かった印象です。

トロント写真

またトロントはカナダ経済の中心です。様々な産業が発達しており、国内企業の本社や多国籍企業が多数入っていて就職チャンスは無限大です。海外のビジネス街で働いてみたいという夢を持っている方にとって、挑戦するにはピッタリの街だといえます。

気候についてはまだ一年目なので何とも言えないですが、夏はカラッと暑く、冬はとにかく寒いです(軽くですが雪も積もります)。バンクーバーはレインクーバーと言われる程雨が多い事で有名ですが、トロントはどちらかというとにわか雨が多いイメージです。

四季の変化がはっきりしているので、夏場はビーチで海水浴や森林浴、秋には色鮮やかな紅葉、冬にはスキーやスノボー等のウインタースポーツと、日本に引けを取らない魅力に溢れています。

まとめ

トロントに一年留学してみての振り返りをしてみました。まだ私自身が浮足立ってトロントの表面しか見えていない気がしているので、二年目はもう少し地に足を付け、ディープな部分も含めたトロントの魅力にもっと迫ってみたいと思います。最後まで読んでいただき有難うございました。